孤独のグルメ5
孤独のグルメ5
ミンガスの高速カレーライス
午前中に大阪市内で打ち合わせがあり、続けて午後1時から北摂で打ち合わせがあった。
午前中の打ち合わせが長引き、お昼ご飯は微妙な時間になってしまった。
しかし、かなり腹が減っていた。「これは何でもいいから早く食べられるものを食べたい」。
探しながら大阪駅に向かっていると、阪神電車入り口付近にカレー屋さんを見つけた。
「カレーは好きだし、きっと食事時間も少なくてすむだろう」。よし、ここにしよう。
ここは食券を店外で購入してから入店する仕組み。
いろいろ種類があったが、何となくメニューボタンの位置から、
チキンカツカレー(680円)が一押しに思えたので、それにしてみた。
店内に入ると客はサラリーマン風の男性がほとんど。
まあ、カレー屋さんの客層は大概は男性が占めているのだろう。
席に案内されると食券を渡す前に白菜のピクルスがテーブルに置かれていた。
食券を渡し、鞄をどこに置こうか、上着をどこにかけようか、と迷っているうちに
何と注文したカレーが出てきてしまった。
えっ!早っ!なんで?
急いで鞄と上着を置いて席についた。
揚げたてのチキンカツ、ルーもスパイシーで旨い!!
チキンカツが大きく、ご飯の量も多い。これはうれしい。
うーん、しかし何で揚げたてなんだろう?
店内をよくみると、みんな上着を着たまま食べている。
「そうか、ここはとてつもなく料理の出てくるのが早い店なんだ」
スタッフの動きに注目してみた。
調理場はカウンターに囲まれるようになっていて、スタッフの配置場所が決められていた。
手前は水やピクルスを置いたり、料理を出したり、皿を引いたりと、いわゆるホールの仕事
に徹しているスタッフがいる。
その奥には、ご飯を皿に盛り、ルーをかけるスタッフ。さらにトッピングがある場合は
ご飯を盛ってからその奥に待ち構えているスタッフがトッピングをして皿を前に返す。
この一番奥のトッピング場では、洗い場も兼ねている。
この3段階に分かれたスペースで、完全流れ作業になっている。
しかもどのスタッフも動きに無駄が無いように思えた。
あまりのオペレーションの素晴らしさに感動すら覚える。
客も次々入れ替わる。
なるほど、この回転なら前もって揚げているはずのトッピングも、
常に熱々で出てくるということが理解できる。
ここのカレーは美味しかったが、それ以上にこのリズム良いオペレーションが
印象に残った。
このリズムの良さを受けて、午後からの仕事に取り組みたい、と身が引き締まる
気がした。
カレーショップ ミンガス
大阪市北区梅田3 大阪駅前地下街7
TEL:06-6341-7433
営/月曜日~土曜日 7時半~21時半
日曜日・祝日 8時~20時
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