2011年07月30日
陸前高田市から高槻まつりへ
届け、いのちの鼓動!!
高槻まつりから陸前高田へつなぐ太鼓の絆
陸前高田市訪問の目的の一つ、高槻まつりが支援する氷上太鼓の小野寺さんにお会いすること。
そして、なぜ高槻まつりが支援することになったのか。
それを紹介したいと思います。
下記は、シティライフの紙面、高槻まつりのプログラムにも掲載しています。
■出会いは一通のメールから
「いのちは鼓動からはじまる」をキャッチフレーズに行われる全国太鼓フェスティバル。
その拠点となる岩手県陸前高田市は、東日本大震災の津波で市の約8割が壊滅状態
となる甚大な被害を受けた。太鼓を中心とした“まちおこし”イベントの地元再開はおろか
震災からの復旧もまだ目途が立っていない(7月5日現在)。氷上太鼓のメンバーの
小野寺麻貴さんは震災後すぐ全国の太鼓団体にメールを送った。

高槻太鼓会長 黒藪輝之さんから贈られた笛を受け取る小野寺さん。
「町は揉みくちゃになり山のふもとにある私の家ものみ込まれた。(中略)津波の翌日に
口にした炊き出しの塩おにぎりがこんなに温かくて…温かくて…食べる前に胸がいっぱい
になり涙でました」とその時の状況が寄せられ、「復興のため生き残ったと信じてこの場所
にいます。だからまた…その日まで皆さんへお願いです。太鼓や芸能頑張ってください!
そしてその元気な命の鼓動を私たちにください」とあった。
■命の鼓動と鎮魂の気持ちを伝えよう
自粛ムードが漂うなか、3月21日「たかつき芸能フェスティバル」が行われた。
約1500人の前で高槻太鼓会長の黒藪輝之さんは小野寺さんのメールを読み上げ「自粛では
なく命の鼓動と鎮魂の気持ちを伝えよう」と話した。会場は水を打ったように静まり、その後に
挨拶する観光協会会長の柿原勝彦さん(=高槻まつり振興会会長)も言葉を詰まらせた。
「高槻の元気を陸前高田へ」と太鼓の演奏がはじまり、「想いよ届け」と激しく打ち鳴らされた。

波を被った公民館で練習を再開した氷上太鼓のメンバー。ほとんどの方が避難所、仮設住宅から駆けつけた。
「何かできることはないだろうか」と、高槻まつり実行委員会の場でそんな声が上がり、高槻
まつりをあげて高槻太鼓や衣装、義捐金を送ることが全員一致で決まった。一通のメールから
つながった絆。高槻から命の鼓動が届き、いつの日か高槻まつりで氷上太鼓の演奏をしてくれ
る日がくること願う。
取材・文:シティライフ編集部 尾浴芳久
小野寺さんから高槻まつりへのメッセージ
「陸前高田市に残っているものは絆しかありません。この絆をもとに文化も再開できればと思います。
みなさん、がんばりますので見守ってください」。 氷上太鼓メンバー小野寺麻貴さん
<高槻まつりの取り組み>
高槻まつりでは義捐金のご協力を呼び掛けています。
募金箱を設置し、その浄財で氷上太鼓の衣装一式を寄贈し、残れば義捐金。高槻太鼓も寄贈。
高槻まつりから陸前高田へつなぐ太鼓の絆
陸前高田市訪問の目的の一つ、高槻まつりが支援する氷上太鼓の小野寺さんにお会いすること。
そして、なぜ高槻まつりが支援することになったのか。
それを紹介したいと思います。
下記は、シティライフの紙面、高槻まつりのプログラムにも掲載しています。
■出会いは一通のメールから
「いのちは鼓動からはじまる」をキャッチフレーズに行われる全国太鼓フェスティバル。
その拠点となる岩手県陸前高田市は、東日本大震災の津波で市の約8割が壊滅状態
となる甚大な被害を受けた。太鼓を中心とした“まちおこし”イベントの地元再開はおろか
震災からの復旧もまだ目途が立っていない(7月5日現在)。氷上太鼓のメンバーの
小野寺麻貴さんは震災後すぐ全国の太鼓団体にメールを送った。

高槻太鼓会長 黒藪輝之さんから贈られた笛を受け取る小野寺さん。
「町は揉みくちゃになり山のふもとにある私の家ものみ込まれた。(中略)津波の翌日に
口にした炊き出しの塩おにぎりがこんなに温かくて…温かくて…食べる前に胸がいっぱい
になり涙でました」とその時の状況が寄せられ、「復興のため生き残ったと信じてこの場所
にいます。だからまた…その日まで皆さんへお願いです。太鼓や芸能頑張ってください!
そしてその元気な命の鼓動を私たちにください」とあった。
■命の鼓動と鎮魂の気持ちを伝えよう
自粛ムードが漂うなか、3月21日「たかつき芸能フェスティバル」が行われた。
約1500人の前で高槻太鼓会長の黒藪輝之さんは小野寺さんのメールを読み上げ「自粛では
なく命の鼓動と鎮魂の気持ちを伝えよう」と話した。会場は水を打ったように静まり、その後に
挨拶する観光協会会長の柿原勝彦さん(=高槻まつり振興会会長)も言葉を詰まらせた。
「高槻の元気を陸前高田へ」と太鼓の演奏がはじまり、「想いよ届け」と激しく打ち鳴らされた。

波を被った公民館で練習を再開した氷上太鼓のメンバー。ほとんどの方が避難所、仮設住宅から駆けつけた。
「何かできることはないだろうか」と、高槻まつり実行委員会の場でそんな声が上がり、高槻
まつりをあげて高槻太鼓や衣装、義捐金を送ることが全員一致で決まった。一通のメールから
つながった絆。高槻から命の鼓動が届き、いつの日か高槻まつりで氷上太鼓の演奏をしてくれ
る日がくること願う。
取材・文:シティライフ編集部 尾浴芳久
小野寺さんから高槻まつりへのメッセージ
「陸前高田市に残っているものは絆しかありません。この絆をもとに文化も再開できればと思います。
みなさん、がんばりますので見守ってください」。 氷上太鼓メンバー小野寺麻貴さん
<高槻まつりの取り組み>
高槻まつりでは義捐金のご協力を呼び掛けています。
募金箱を設置し、その浄財で氷上太鼓の衣装一式を寄贈し、残れば義捐金。高槻太鼓も寄贈。
Posted by kosao at 12:08│Comments(0)
│シティライフ
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